100年に一度とも言われる世界的な経済危機の今、山北町を取り巻く社会経済情勢は大きく変わりつつあります。少子・高齢化の進行、人口の減少、産業構造の変換や就業形態の多様化、さらには地方分権改革をはじめとした制度改革の進展など、本町を取り巻く著しい変化に対する柔軟な対応が求められています。
こうしたさまざまな課題を解決し、山北町の明るい未来を築くために、山北町第4次総合計画後期基本計画の計画期間を1年間前倒しし、平成21年度から平成26年度までの6年間を計画期間とした新たなまちづくりの計画を策定いたしました。
この山北町第4次総合計画後期基本計画は、将来人口の見直しを行うとともに、「来て!見て!住んで!やまきた」をキーワードとし、定住総合対策を柱に町民と行政がともに力を合わせ、知恵を出し合い、新たな時代を創造していくための羅針盤となるものです。
計画策定にあたっては、町民アンケート、町民ふれあい懇談会等を開催し、多くの町民の方々から貴重なご意見をいただきました。
町民の方々の意向を踏まえ、町民の視線に立ち、まちづくりの課題を整理し、山北町の地域特性を生かした森林(もり)と清流のまちづくりに積極的に取り組んでいく決意でおりますので、皆さんのご支援ご協力をお願い申し上げます。
最後になりますが、本計画を策定するにあたり、熱心にご審議をたまわりました総合計画審議会委員の皆さまをはじめ、ご協力をいただきました関係各位、関係機関に心からお礼申し上げます。
平成21年3月
本総合計画の名称を「山北町第4次総合計画」とし、キャッチフレ‐ズを
とします。
山北町第4次総合計画は、「基本構想」「基本計画」および「実施計画」をもって構成します。
基本構想は、本町がめざす総合的、計画的なまちづくりの基本理念を示すものであり、平成12年度(西暦2000年)を初年度とし、15年後の平成26年度(西暦2014年)を目標年次とするものです。
基本構想は、21世紀にふさわしい町の将来像と方向性を定め、これを達成するために必要な施策の方向など長期的な目標を明らかにするものです。
基本計画は、構想に定めた町の将来像および方向などを具体化するため、計画期間を三期に分け、基本的な施策を定めるものです。
なお、平成12年度から平成16年度を前期、平成17年度から平成20年度を中期、平成21年度から平成26年度の6年間を後期基本計画の期間とします。
実施計画は、基本計画に示した基本的な施策を具体的に実施するための細部計画であり、計画期間は基本計画に整合させたものとし、毎年度向こう3ヶ年間の実施内容をローリング方式による見直しを行い、予算編成の指針とするものです。
山北町役場企画総務課企画班
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