ダニ媒介感染症とは、病原体を保有するダニに咬まれることによって起こる感染症のことです。
人が野外作業や農作業、レジャー等で、これらのダニの生息場所に立ち入ると、
ダニに咬まれることがあります。ダニがウイルスや細菌を保有している場合、咬まれた人が病気を発症することがあります。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)や日本紅斑熱を含むダニ媒介感染症は、発生する地域の広がりとともに継続して患者の発生が報告されています。
詳細については、厚生労働省ホームページダニ媒介感染症について(別ウインドウで開く)をご参照ください。
マダニは春から秋にかけて活動が活発になります。
マダニは、シカやイノシシ、野ウサギなどの野生動物が生息する環境のほか、民家の裏山や裏庭、畑などにも生息しています。
特に屋外でのキャンプやハイキング、農作業や草刈り、山での作業がダニに咬まれるリスクが高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。
また、屋外活動後は入浴し、マダニに刺されていないか確認してください。
特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、刺されたことに気がつかない場合も多いと言われています。
吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりするおそれがあるので、皮膚科等の医療機関で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。
また、マダニに刺された後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けてください。
山北町役場環境課生活環境班
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