(趣旨)

第1条　この規則は、山北町火入れに関する条例(昭和59年山北町条例第12号。以下「条例」という。)の施行に関し、必要な事項を定めるものとする。

(申請の手続)

第2条　条例第2条による申請を行おうとする者(以下「申請者」という。)は、火入れを行おうとする期間の開始する日の10日前までに火入許可申請書(様式第1号。以下「申請書」という。)2通に次の各号に掲げる書類を添えて町長に提出しなければならない。

(許可証の交付)

第3条　町長は、火入れを許可する場合においては、条例第4号に定める指示事項を記載した火入許可証(様式第2号。以下「許可証」という。)を交付するものとする。

(許可の対象期間)

第4条　火入れの許可の対象期間は、1件につき7日以内とする。

(許可の対象面積)

第5条　1回の火入れの許可の対象面積は、1ヘクタールを超えないものとする。ただし、火入地を1ヘクタール以下に区画し、その1区画に火入れを行い、完全に消火したことを確認してから次の1区画の火入れを行う場合にあっては、町長はこれを超えて許可することができる。

(火入れの通知)

第6条　条例第4条による許可を受けた者(以下「火入者」という。)は、火入れを行う前日までに、火入れの場所及び日時を町長に通知しなければならない。

(許可証の返納)

第7条　火入者は、火入れが終了したとき、又は火入れの許可の対象期間を経過したときは、速やかに町長に許可証を返納しなければならない。

(火入責任者の義務)

第8条　火入責任者は、火入れの現場において、直接火入れの実施の指揮監督に当たらなければならない。

(防火帯の設置)

第9条　火入責任者は、火入地の周囲に幅3メートル以上(火入地が傾斜地である場合におけるその上側又は風勢のある場合における風下に当たる部分については、5メートル以上)の防火帯を設け、その防火帯の中の立木その他の可燃物を除去し、延焼のおそれがないようにしなければならない。

(火入従事者)

第10条　火入者は、火入れに当たっては1回の火入れの面積に応じ、次の各号に定める火入従事者を配置しなければならない。

(火入れの方法)

第11条　火入れは、風速、湿度等からみて延焼のおそれがない日を選び、できる限り小区画ごとに、風下から行わなければならない。ただし、火入地が傾斜地である場合には、上方から下方に向かって行わなければならない。

(火入れの中止)

第12条　火入者及び火入責任者は、火入れの許可の期間中であっても、強風注意報、異常乾燥注意報又は火災警報が発令された場合には、火入れを行ってはならない。

(緊急連絡体制の整備)

第13条　火入者及び火入責任者は、火入れを行うに当たっては、町長及び小田原市消防本部消防長(以下「消防長」という。)に連絡することのできる体制を確保しておかなければならない。

(消防長への通知等)

第14条　町長は、火入れの許可を行った場合には、消防長にその旨を通知するものとする。