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ヤマビルについて

[2018年12月20日]

ID:4107

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ヤマビルとは

 ヤマビルは、円筒形で体長2~5センチ、高温多湿を好み、日陰の多い山道や落ち葉の下などに潜み、約2メートルの範囲内に動物や人が近づくと、わずかな振動や落ち葉や草木の動き、臭いや体温、呼吸等を感じとって接近、付着し、吸血します。

 活動期は4月から11月までで、気象条件が適した6月から9月は生息密度が高まり、特に雨中及び雨後は活動が活発になります。

被害を防ぐために

 ヤマビルは靴や衣服の隙間に潜り込み、痛みを感じさせず吸血します。

  • 長靴や地下足袋などを履く。
  • ズボンの裾を靴下の中に入れる。
  • 上着の裾をズボンの中に入れる。
  • 首や肩回りに、忌避剤をつけた手ぬぐいやハンカチを巻く。
  • 長靴や手袋などの装備品に忌避剤をつける。

忌避剤

  • 濃度20パーセントの食塩水(水8:塩2)
  • 濃度50パーセントの木酢液(水5:木酢液5)
  • 市販の忌避スプレー

※木酢液は臭いが付いたり、シミができたりする場合があるので、十分にご注意ください。

※長靴等に忌避剤を散布して長時間山登りや農作業をする場合は、徐々に効果が薄れてしまうので再散布してください。

吸血された場合

 ヤマビルは痛みをなくし、血液の凝固を妨げる「ヒルジン」という物質を出すため、吸血されていることに気づかず、吸血後に出血を伴います。

  1. 無理に剥がそうとせず、塩をかけたり、火を近づけたりして取る。
  2. 傷口から血液を固まらせない物質(ヒルジン)を血液と一緒に押し出すように排出し、傷口を水で洗浄する。
  3. 抗ヒスタミン剤(虫刺され薬やかゆみ止め薬)を塗り、バンソウコウなどで傷口をふさぐ。

※吸血したヤマビルは卵を産み増殖していきますので、塩を振りかける、火で焼くなどして必ず駆除してください。

駆除剤の配布について

 町では、被害の報告があった自治会に対して、駆除剤を配布しております。

 日当たりや風通しを良くし、ヤマビルが生息しにくい環境を整えることが大切であることから、自治会で草刈り等を実施した後に、駆除剤を散布していただくようにご協力をお願いしております。

ハイカーの皆さまへ

 ヤマビルは、シカやイノシシなどの野生動物に付着して運搬されると考えられていることから、どこにでも生息している可能性があります。

 丹沢の山を登る際にはヤマビルへの予防、対策をしてから登るようにしてください。

お問い合わせ

山北町役場環境課生活環境班

電話: 0465-75-3656

ファックス: 0465-75-3661

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