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(財)山北町環境整備公社では、昭和60年から毎年、丹沢湖にワカサギの孵化直後の仔魚を放流し、湖を訪れる人々にワカサギ釣りを楽しんでいただいております。
しかし今までのワカサギ増殖事業では、孵化直後の仔魚をそのまま湖へ放流しており、孵化仔魚が湖の中で成魚に育つ割合(生存率)は極めて少なく、ワカサギ成魚の安定的な確保に苦慮しておりました。
そこで、神奈川県内水面試験場の指導と協力を得て、全国に先駆けて丹沢湖において生存率を高めるための初期飼育・放流事業を開始しました。
初期飼育放流とは、ワカサギ受精卵から孵化した仔魚(0.6cm)を培養したプランクトン(ワムシ)や人工配合飼料等により、陸上施設において稚魚期まで生長させてから放流する手法で、孵化仔魚放流よりも高い生存率が見込まれます。
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公社では、湖畔にある90トンのコンクリート水槽で約1ヶ月間初期飼育し、体長1.5cm程度に生長させた仔魚を平成15年5月21日までに約100万匹放流することができました。
また例年同様、県から購入したワカサギ受精卵約8,000万粒を平成15年4月下旬に孵化放流するとともに、今般、初期飼育後の稚魚を放流することができたことにより、今年の丹沢湖内のワカサギは例年を上回る量が確保されたものと推定され、釣り人気が一層高まるものと予想されます。
今後、公社ではワカサギ資源の安定化を図るため、湖畔での初期飼育手法を更に研究し続け、多くの人々に丹沢湖のワカサギ釣りに親しんでいただくとともに、地域の名産品としての振興をはかってまいります。
財団法人
山北町環境整備公社
事務局長 牧田知久
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