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山北のお峯入り

[2017年8月10日]

国指定重要無形民俗文化財「山北のお峯入り」 (昭和56年1月21日指定)

山北町共和地区に古くから伝わる民俗芸能です。

「お峯入り」とは山中で修業を行うことを意味し、修験道の儀礼が芸能化したものと考えられています。また、南北朝時代に宗良親王が河村城に難を逃れた時から始まったという伝承もあり、笛・太鼓の調べや歌詞は万葉の時代を感じさせます。

演技は8種類11演目あり、天狗、獅子、おかめ、山伏、太鼓、笛などの役を約80名の男性が演じます。歌や踊りはすべて口伝えで伝承されていて、近年では5年ごとに公演を行っています。

  なお、現在のお峯入りは昭和9年に40年ぶりに復活させ、古い衣装道具を見本に新しく整え伝承されてきたものです。史料で確認できる最も古い行事の記録は文久3年(1863年)8月16日にさかのぼります。

 

★お峯入りを演目順に紹介します★  ※写真は平成19年10月14日に神明社で行われた公演の様子です。

道行き(入場)

お峯入り出演者一同が行列を組み、笛・太鼓の囃子に合わせてにぎやかに練り歩く。

(1)みそぎ

みそぎ
張りボテの大きな男根を背負った女装のおかめが派手な着物の裾をからげ、色幣【しきへい】を持っておはらいする。

(2)満月の歌

踊りはなく、太鼓4人、笛6人の演奏にあわせ、歌の4人が「満丸におれやあーる」と古調を帯びた歌を歌う。「満丸におれ」とは、「円形を作れ」という意味であることから元来は踊りをともなっていたと考えられる。

(3)棒踊り(1回目)

棒踊り

白衣を着て、白鉢巻、白足袋、赤たすき、赤手甲、黒脚絆をつけた6人が四尺三寸の棒を持ち一列で踊る。笛、太鼓の3曲の囃子にあわせて棒を上下に振る。

(4)鹿枝踊り【かしえおどり】

鹿枝踊り

台弓、奴【やっこ】、万燈【まんとう】、ほろかご、弓、先箱の24人が行列で踊る。

台弓の「ヒィーヤーヒィー」の掛け声に始まり、太鼓や歌が入る。

万燈の振りや足を後方に跳ね上げる動作などは大名行列のお練りに似る。歌は4番まであり、伊勢、鹿鳴、熊野と修験道の行場の地名が歌われる。

ほろかごの演者は子どもがつとめており、お峯入りの中でも最も賑やかで活気に富み、動的かつ華麗な演目である。

(5)棒踊り(2回目)

2回目の棒踊りは1回目と同じ3曲の囃子にあわせて、6人が円形に並んで踊る。

(6)修行踊り

修行踊り

4人の山伏は白衣に赤い色の鈴懸【すずかけ】、兜巾【ときん】、太刀をつけ、先頭から羽黒山、愛宕山、富士山、熊野山の山伏とされている。舞踊というよりは柴燈護摩【さいとうごま】の呪法に似た演目である。

(7)歌の山

歌の山

演目は「歌の山」だが、笛と太鼓の囃子だけで歌はない。太鼓持はお面をつけ、笛は花笠をかぶる。古代歌垣【うたがき】の囃子であったといわれる。

(8)四節踊り【しせつおどり】

四節踊り

国見役の儀礼の後、殿様、若殿、お側が歌と太鼓の囃子で蹴鞠【けまり】の模擬動作を行う。青、赤、白、黒の4つの鞠や四隅に配置した桜、柳、紅葉、松は四節(四季)を表す。

(9)棒踊り(3回目)

6人が3人ずつにわかれ2つの輪をつくり、「チラシバヤシ」に合わせて踊る。1回目、2回目よりも早いテンポで棒を振る。

(10)五色踊り【ごしきおどり】

おかめが歌と太鼓に合わせて踊り、おはらいをする。歌は陰陽でいう、五行の色(赤・黄・青・白・黒)にちなんだ歌詞である。

(11)棒踊り(4回目)

6人が円形になり踊る。幾何学的に構成された美しい踊りで、日本舞踊には珍しい舞態【ぶたい】といわれている。笛、太鼓に合わせてリズミカルに踊りおさめる。

道行き(退場)

公演記録

近年は概ね5年ごとに公演しています。

国指定重要無形民俗文化財「山北のお峯入り」公演記録

1

文久3年8月16日

1863年 伝承公演

2

明治14年8月16日

1881年 伝承公演

3

明治31年10月16日

1898年 伝承公演

4

昭和9年10月16日

1934年 昭和年代 復活伝承

5

昭和10年8月20日

1935年 紀元2600年記念のため鎌倉宮で公演

6

昭和25年10月16日

1950年 伝承公演

7

昭和26年10月16日

1951年 伝承公演

8

昭和28年11月7日

1953年 山北高校グランド(内山県知事来町見学)

昭和37年5月20日

1962年 群馬県高崎市(関東民俗芸能大会一部出演)

9

昭和39年10月16日

1964年 伝承公演

10

昭和43年10月16日

1968年 明治百年記念伝承公演

11

昭和43年11月3日

1968年 山北町の要請により企業庁跡で公演

12

昭和48年10月16日

1973年 記録映画作製のため公演

13

昭和50年2月2日

1975年 国選択指定及び横浜県民ホールコケラ落し出演

14

昭和56年10月10日

1981年 国指定重要無形民俗文化財指定記念公演

平成2年10月21日

1990年 小田原市制50周年記念(県民俗芸能大会一部出演)

15

平成5年10月17日

1993年 伝承公演(共和小学校)

16

平成8年10月13日

1996年 伝承芸能(老人憩いの家広場・高杉神明社境内)

17

平成14年10月13日

2002年 伝承公演(役場駐車場・高杉神明社境内)

18

平成19年10月14日

2007年 伝承公演(役場駐車場・高杉神明社境内)

19

平成24年10月14日

2012年 伝承公演(役場駐車場・高杉神明社境内)

次回の公演

5年ぶりの公演が決定しました。

〇開催日

平成29年10月8日(日)

 

〇公演時間及び場所

<第1回> 午前9時30分~午前11時00分 山北町役場駐車場特設会場 <公開公演>

<道行き> 午後0時30分~午後0時40分  大野山(山頂付近牧道)  

<第2回> 午後1時30分~午後2時30分   神明社境内(山北町高杉) <奉納公演>

 

〇雨天時の公演時間及び場所

時間 第1回:午前9時30分~午前11時00分 第2回:午後1時30分~午後2時30分

場所 山北町立生涯学習センター多目的ホール

※定員は各回350名程度となりますので、場合によっては入場を制限いたします。申し訳ございませんが、あらかじめご了承ください。

 

★詳しくはここをクリックしてください★

お問い合わせ

山北町役場 生涯学習課生涯学習スポーツ班

電話: 0465-75-3649 ファックス: 0465-75-3661

お問い合わせフォーム


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