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 山北町長の“時折ダイアリー”
 この欄は、何か行事のあった時、或いは何かの動きやニュースがあった時に、時に触れ、折に触れ、自分の感じたことを書こうと思い、毎日ではないけれど時折書く日記ということで「時折ダイアリー」という名前をつけています。

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平成22年7月12日(月)

○ 最終回

 時折ダイアリーは6月22日以来お休みしていました。

 実は、山北町長選挙が7月11日に予定されていたため、その直前でこの種のブログ的な文章を書くことは適当ではない、ということで遠慮させて頂きました。

 もちろん、選挙に関わることなど書くつもりはありませんが、公職選挙法上の決まりだそうです。

 選挙の結果は、残念ながら2期目の当選を果たすことが出来ませんでした。

 色々の経緯があって4年前、私は山北町長に就任させて頂き、行政の経験が全くない中でこの世界に飛び込んだ訳ですが、町民や役場職員の皆様に支えられ、これまで一つひとつ経験を積み重ねながら進んできました。

 今回の選挙は、この4年間の私の実績の信認を問う選挙であったと言えましょう。

 しかし、結果から見れば、私自身を、また私の仕事を理解して頂くための努力が足りなかったのだと思っています。

 でも私は、これまで少なくとも公平・公正に、誠心誠意仕事に取り組んで来たつもりです。「心穏やか、身体健やか、行いさわやか」な姿勢のもとで。

 それとも「4年間ご苦労様」ということで、神様の思し召しにより、私を自由の身に戻してくれたのかもしれません。

 いずれにしても今、私の心には一点の曇りもなく、本当に清々しい気持ちです。

 ただ、これまで私を支援して下さった多くの皆様に大変申し訳なく、また、職員の皆様のご期待に副うことが出来ず、そのことが一番の心残りです。

 この4年間は私の人生において特別な、そして貴重な経験をさせて頂いた期間であったと言えます。

 「人間万事塞翁が馬」、そのうち良いこともあるでしょう。

 私はこれまで同様、頭の上にお天道様を意識しながら、自分なりの人生を正しく歩んでいきたいと思っています。

 短い期間でしたが、このコーナーを見て頂いた方にはお礼を申し上げ、最終回とさせて頂きます。

 

 *私の任期は平成22年7月21日(水)までです。

 


平成22年6月22日(火)

○ 森林セラピー講演会

 先週16日(水)に山北町立中央公民館で町主催による「森林セラピー講演会」を開催しました。

 「森林セラピー」と聞いてもご存知ない方がいらっしゃると思います。

 「森林セラピー」は森の中に身体を置いて森林を利用した歩行や運動、レクリエーションなどの方法によって生じる森林浴効果を言い、森林環境を利用して心身の健康維持・疾病の予防を行うことを目指すものです。

 1982年に長野県上松町で森林浴が提唱されたときは、人体への影響はまだ分かりませんでしたが、近年の測定技術の進歩で生理的な効果が実証されてきています。

 日本ではこれまでに全国42ヶ所で「森林セラピー基地・セラピーロード」が誕生していて、これらは森の香りや空気の清浄さ、美しい森の色彩や景観などが人の生理に及ぼす効果が医学実験で検証され、認定を受けている森です。

 山北町でも平成18年度から「森林セラピー」に注目し、平成19年3月には「森林ふれあい・健康セラピーフォーラム」を実施しました。

 私も参加して、世附地区でノルディックウォーキング(ストックを両手に持って歩く)と呼吸法等を取り入れたリラクゼーション・メニューを体験し、お昼には三保地域の食材を使った特製弁当を食するなど、初めての貴重な経験をしました。

 終わった後の印象として、何となく心が安らいだ感じがしたことを覚えています。

 そして、平成19年度からは山北町での「森林セラピー基地・セラピーロード」の認定取得を目指して具体的な取り組みを始め、昨年度に河村城跡モデルコースを整備して準備を整え、今年の1月に認定取得の申請を行ったところです。

 そうした経過の中での今回の講演会ですが、講師には「独立行政法人森林総合研究所」環境計画研究室長 香川隆英氏をお迎えしました。

 参加者は60名ほどでしたが、香川氏からは森林セラピーによる脳のリラックス効果、脈拍や血圧の低下効果などが紹介され、講演終了後は参加者から熱心な質問が出されていました。

 山北町は90%が山林で、自然に恵まれた立地条件がありますので、一般的な観光とは別の地域の特性の活かし方があるはずであり、そういう意味では「森林セラピー」は健康志向にも合致した有望な材料だと考えています。

 順調に行けば平成23年4月に森林セラピー基地及び4ヶ所のセラピーロード(河村城跡・世附の森・西丹沢県民の森・大野山)の認定取得予定ですので、先ずは、河村城跡モデルコースの有効活用を図って一定の実績を積み上げていきたいと思っています。

 


平成22年6月11日(金)

○ メキシコ湾の原油流出事故

今年の4月20日に米国ルイジアナ州沖のメキシコ湾で発生した原油流出事故が、未だに解決されていない。

原油流出の大きな事故は数年に一回は発生しており、その度に私は怒りと悲しみを覚える。

今回の事故の一番の問題は原油掘削施設で起きたことである。

原因は、深さ5,500mから原油を汲み上げているパイプが、爆発により深さ1500mほどの海底で折れ、原油が流出したことによるらしい。

(根底には、メジャー企業の利益優先と関連した、深海底での原油掘削の技術的な安全性の問題があるようです。)

これまでの原油流出事故の主なものは大型石油タンカーが座礁等で船体破損や転覆により、船内の貯蔵タンクから原油が海に流出するというものでした。

従って、どんなに流出してもその量は、そのタンカーに積載されていた原油の量以上にはならない訳であるが、今回の場合は石油そのものを汲み上げている掘削施設での事故なのである。

このため、爆発した施設のパイプからは限りなく溢れ出ることになり、流出量に限度がない。

しかも、未だに流出が止められていない。このことは大変なことなのであるが、危機感をもって大々的に報道されているようには思われない。

採掘権を持っている英国のBP(ブリティッシュ・ペトロリアム)の責任問題とか、再発防止策や原油相場への影響などが議論されているが、そんなことより、目の前の原油の流出を一刻も早く止めることの方が先でしょう。

流出を止めるための現場対応は全力でなされているようですが、短期間では難しく、秋までかかるような状況のようですから、海底の自然、海水自体、海産物、水棲動植物、鳥類等への影響は計り知れません。

地球環境の大切さが世界中で認識され、環境保護・自然再生のために多くの国で努力が払われている現状を考えると、今回の事故はとても容認できるものではない。

恐らく、世界中が今、環境保護のために努力して改善されている総量よりも多くの環境破壊が、今回の原油流出事故により、毎瞬間進行しているのだと思われます。このことを考えると、とてもいたたまれません。

また、原油流出事故と同じように思うのは、アメリカやオーストラリアなどで、やはり何年かに一度起こる森林の大火災です。

その報道を見る度に本当に心が痛みます。

とにかく、今回の原油流出については、根本的な議論は別にして、全技術力を結集し、何よりも流出自体を一刻も早く止めて頂くことを願うばかりです。

 


平成22年6月7日(月) 

○ 福祉ふれあいフェスタやまきた

 6月5日(土)に、町民の福祉の交流の場としての大きなイベントである「福祉ふれあいフェスタやまきた」が開催されました。

 場所は健康福祉センター内と駐車場。例年この時期に行われ、今年で6回目となります。

 町の社会福祉協議会を始め、連合自治会、老人クラブ連合会、ボランティア連絡協議会、民生委員児童委員協議会、婦人会連絡協議会、各地区の福祉協議会、ライオンズクラブ、障害者の関係の団体など実に多くの団体の皆さんの全面的なご協力により支えられています。

 イベントの内容は多種多彩で、野外ステージでは川村囃子の太鼓、フラダンス、幼稚園児の歌、チンドンヤ、手話の歌、車椅子ダンス、ソーラン山北の踊りなどが順次披露され、特に幼稚園児が歌った時は大勢の保護者の方がビデオや写真撮影に夢中で、大いに賑わいました。

 駐車場に設営された多くのテントでは福祉活動体験、高齢者擬似体験、小刀の使い方教室、手作り品や木工品の展示販売、障害者車輌展示試乗、お菓子・たべものの販売、綿菓子・ポップコーンの無料配布などたくさんのコーナーが用意されていました。

 また、ふれあい移動動物園では、うさぎ、モルモット、ハムスター、ひよこ、チンチラなど、普段子供たちがなかなか触る機会のない小動物に直接ふれることができることから、大変人気を呼んでいました。

 「ふわふわで遊ぼう」という空気で膨らませた大きな遊具では、小学生までの子供が入れ替わり立ち代り数人づつが中に入って、飛んだり跳ねたり本当に楽しそうに遊んでいました。

 一方センターの室内では、町民の皆様から供出して頂いた品物による福祉バザーは、価格がとっても安いため、皆さんが自分にとっての掘り出し物を探しながらの買い物で盛況でしたし、折り紙教室や健康チェックのコーナーもあり、来られた町民の方に対し担当の方がそれぞれ丁寧に対応していました。

 当日は天気も良く、ちょっと暑いくらいでしたが、小さい子供からお年寄りまで幅広い年齢層の町民が大勢参加し、福祉ふれあいのイベントの意義は十分に達成できたのではないでしょうか。

 そして、開会式につづいての最初の時間にステージで、福祉スローガンで最優秀賞、優秀賞となった中学生と小学生、在宅介護活動に功績のあった5名の方、多額の寄付をして頂いた8名の方がそれぞれ表彰されましたが、心から感謝したいと思います。

 この福祉ふれあいフェスタは町全体の福祉のお祭りですので、多くの方々のお世話にはなりますが、これからも是非盛大なイベントとして続けていきたいと考えています。

 


平成22年6月3日(木)

○ 松沢県知事来町

 昨日、松沢県知事を山北町にお迎えして、第2回水源地域文化事業を開催しました。

 昨年10月の第1回目と同様、最初に映画上映、次に松沢県知事の県政近況報告、最後に知事と私との対談という構成です。

 6月5日が「世界環境デー」であり、6月が「環境月間」であるところから、この時期での開催を企画し、従って、全体としてのテーマは当然に「環境」ということになりました。

 先ず、映画は「不都合な真実」。アメリカの元副大統領アル・ゴア氏が説明、解説の主役となり、地球温暖化問題について、現実に起こっている諸事実を示しながら、その危険性を訴えていく映画です。

 ゴア氏の説得力ある語りが話題となり、ドキュメンタリー映画としては記録的な大ヒットとなって、アカデミー賞2部門での受賞を勝ち取った映画です。

 そして、この映画による地球温暖化問題の啓発活動などが評価され、ゴア氏は後に、ノーベル平和賞を受賞しています。

 続いての知事の県政近況報告は、ちょうど当日、鳩山首相、小沢幹事長が辞任するという衝撃的なニュースが飛び込んで来た日であったため、知事の話もその話題から始まり、鳩山内閣及び鳩山首相のこれまでの経過を辿っての批判を含めて、むしろそのことが話の主体となったような結果でした。

 実は、松沢知事は当日早朝から、県の山林整備の状況視察を兼ねて、山北町の西奥にある大室山(おおむろやま)に登って来られたのですが、その途中携帯電話に連絡が入り、ビッグニュースを知ったとのことでした。

 さて、最後の松沢知事と私との対談ですが、テーマは「環境」ながら、ここでも国政の話題が尾を引いて、そこから話がスタートしました。

 コーディネーターは前回同様、東海大学の小林隆 准教授でしたが、当日の状況を判断し、最初の話題を国政問題へと導いたのでしょう。

 とにかく昨日の今日で、大いに驚かされたニュースでした。

 環境問題に関しては、知事は県の、私は町の、環境に対する取り組みなどを話す中で、松沢知事は受動喫煙のことを強調されていましたが、今年4月から施行された防止条例について、条例制定まで2年かかった苦労話もされていました。

 私は、山北町の恵まれた自然環境を大切にすべきだと考えていますし、そのためにも自然を活かしたまちづくりに、これからも取り組んでいくつもりです。

 今回も午後4時からの開始で、平日ご参加頂くにはちょっと厳しい時間であったため、映画開始時点では100名余りの参加でしたが、知事が来られた6時には250名ほどの参加者となりました。

 対談の出来ばえは当事者にはなかなか分かりにくいものですが、知事には最後に大いに盛り上げて頂き、まずまずといったところだったようです。

 松沢知事には早朝から丸一日山北町にお付き合い頂き、本当にありがとうございました。

 


平成22年5月25日(火)

○ 全国植樹祭

 一昨日の5月23日、第61回全国植樹祭が行われました。神奈川県としては初めてで、お手植え会場が南足柄市足柄森林公園丸太の森、式典会場が秦野市戸川公園でした。

 関係者の皆さんが2年ほど前から慎重に準備し万端を整えて漸く迎えた植樹祭でしたが、当日は何と朝から雨になってしまいました。

 雨が降ると降らないとでは行事の運営は全く変わってきます。山北町を含めた2市8町の首長、議会議長、県議会議員は南足柄市の会場での参加となりました。

 予め簡易の雨合羽を手渡され、バスで会場に着くと全員雨合羽を着用して、最初に我々の植樹場所に案内され、一人2本づつクヌギ、コナラ、ケヤキ等の苗を植樹しました。

 会場内で行き交う大勢の人のほとんどが雨合羽姿で、グループ毎に整然と団体行動をとっているため、一種異様な雰囲気で、同時に役員始め関係者の方々のご苦労はさぞ大変だろうということが頭に浮かびました。

 南足柄会場では南足柄市岡本中学校の吹奏楽部や神奈川フィルハーモニー管弦楽団の演奏が始まり、秦野市会場の南足柄市立向田小学校の児童による「足柄ささら踊り」や「まるまる踊り」が大型画面やモニターテレビに映し出されて会場の雰囲気が徐々に高まっていきました。

 そして、天皇皇后両陛下が車を降りられてから松沢県知事の御先導で観覧場所の「お野立所(おのだてしょ)」にお着きになったのは10時49分、ほぼ予定通りでした。

 行事のメインとなるお手植えで両陛下が植樹されたのは、天皇陛下がケヤキ、スギ、クヌギで、皇后陛下がヤマザクラ、イロハモミジ、シラカシでした。

 これから手厚く管理され何十年先までその成長が見守られることでしょう。

 会場では並行して県内外の特別招待者による植樹が行われたほか、パントマイムによるアトラクションなども披露され、あっという間に予定の時間(21分)が経過して両陛下の御退席の時を迎えました。

 私は天皇陛下はもちろん皇后陛下もこれまで一度もお姿を拝見する機会がなく、今回が初めてでした。前夜のレセプションの時もそうでしたが、両陛下が会場にお姿を見せると一瞬緊張感が走り、その表情には大変に品があって、一種特別な空気の中を動かれているような印象を受けました。

 また、両陛下がお手植えを終えられた時には胸にジーンと来るような感動を覚えたものでした。

 神奈川県では「かながわ森林再生50年構想」への取り組みを始めました。この度の植樹祭はそのためのすばらしいスタートを切るイベントになったと思います。

 雨天により、式典でのアトラクション等に多少の変更が生じたものの、無事に植樹祭が終わりました。すべての関係者の皆様、本当にご苦労様でした。

 


平成22年5月17日(月)

○ 5月前半

 連休からスタートした5月も、あっと言う間に半月が過ぎてしまい、時折ダイアリーも暫く日数が空いてしまいました。

 連休中は1日から5日まで好天気が続き、25年振りとか50年振りとかの珍しい天候だそうで、高速道路の低料金も手伝って、全国の観光地はかなり賑やかだったようです。

 連休中の公務は5日に岸地区の「文命祭」と松田町の「若葉まつり」があった程度でしたが、1日から4日までは個人的な雑事で慌ただしく過ぎた感じです。

 「文命祭」は酒匂川の治水のための築堤等に功績のあった田中丘隅(たなかきゅうぐ)などの先人達に感謝し、同時に地域の安全を祈願する行事であり、岸連合自治会のご苦労により毎年この時期に執り行われます。

 「若葉まつり」は隣の松田町の寄(やどりき)地区中津川の自然を背景にしたイベントで、青葉若葉のとても清々しい景色のもと、今年は特に大勢の皆さんが参加され、歌謡ショー、太鼓の演奏、農産物の販売、子供たちによる鱒のつかみ取りなど大賑わいでした。

 また、5月前半は前月に引き続いての町民ふれあい懇談会を3回開催したほか、対外的な公務としては13日から14日にかけて箱根湯本で「平成22年度全国簡易水道協議会関東甲信越ブロック簡易水道大会」が開催されました。

 この大会は関東甲信越地区1都9県の水道・簡易水道事業に係るブロック大会で、毎年各都県が持ち回りで開催されます。

 今年は神奈川県の番で、私が神奈川県水道協会会長の立場であることから今大会の責任者となりました。

 参加自治体の数が多いため総勢で70名ほどになりますので、会場の選定を始めとして事前準備が大変で、事務局の皆さんには少なからずご苦労をかけました。

 各都県から簡易水道事業についての現状と課題について報告があり、それに関連しての要望が出されましたが、大部分は施設の老朽化の問題と施設整備に伴う補助制度の補助率引き上げについてでした。

 国民の日々の生活に直結する問題ですので、国もその重要性を認識し、然るべく対応して頂くことを是非お願いしたいところです。

 大会を終え、ブロック大会の主催者として責任を果たせたことでほっとしています。

 さて、今週末23日(日)には、いよいよ全国植樹祭の開催日を迎えます。

 開催当事者である県、南足柄市、秦野市や、お立ち寄り先の中井町、箱根町などでは、天皇皇后両陛下の安全面を中心に、事前の準備には相当神経を使っているようです。

 先ずは天気の良いことと、予定通り無事に終わることを祈っています。

 


平成22年4月30日(金)

○ 天候大荒れ 大野山開きと植樹祭

 例年通り、昨29日(休日:昭和の日)に大野山開きが行われました。

 今年は山開きに加えて同日植樹祭も計画されていました。それは第61回全国植樹祭が神奈川県で開催(5月23日)されることになり、南足柄市と秦野市が会場ですが、それに先立ち山北町でもサテライト会場として植樹のイベントを行うことにしたからです。

 従って、いつも以上に天候が大事だったのですが、当日は大変な天気になりました。

 今年は後の予定があるため私は歩いて行くのをあきらめ、車で送ってもらうことにしたのですが、家を出た9時15分頃は晴れ間も見えて暖かく、まずまずの天気でした。

 9時半過ぎに山頂に着き、会場設営等で忙しい町観光協会の皆さんや県・町の職員、商売の出店準備中の地元共和地区や個人商店の皆さんなどに挨拶しながら歩いていると、ポツリと雨が降り始め、数分後には大粒の雨となり、朝から風が強かったこともあってたちまち嵐のような天候となり、視界も利きにくい状態となりました。

 諸々の準備をしていた皆さんは大慌てで雨対策に努めましたが、元々そのような予想をしていなかったため十分な対応は出来ず、とてもお気の毒でした。

 10時からの山開きの神事も急遽場所をすぐ近くの東屋(あずまや)に変更し、準備を進めていると、開始直前に雨だけは奇跡的に止み、最悪のひどい状態にはならずに式を終えることが出来ました。

 ハイカーの方も十分な雨対策をしてきたのは一部で、早々に下山する人、東屋で雨宿りする人など大混乱でした。

 さて、植樹祭は12時からの予定であり、松沢県知事にも来て頂くことになっているため、せめてその時、雨だけは降らないでほしいと祈る気持ちでした。

 松沢知事は予定より少し遅れ、12時10分頃来られました。幸いそれまでに天気は徐々に好転し、植樹祭が始まる時には青空も見えて晴れの状態になったのです。

 一般の皆様にはクヌギやコナラを植えて頂きましたが、知事と私と地元共和地区の小学生(3名)は、スペースシャトルに乗せて宇宙から持ち帰った箒杉(ほうきすぎ)(三保地区にある樹齢二千年の大杉)の種子から育ったシャトル杉の苗を1本づつ計3本植樹しました。

 数十年後、数百年後どのような杉に育つのか、想像するだけでも楽しいです。

 途中まで登りながら、雨で引き返してしまった人も多かったため、ハイカーの数は例年より大幅に減ってしまいましたが、植樹だけは何とか予定通りに出来て胸を撫で下ろしています。

 天皇、皇后両陛下をお迎えする5月23日の植樹祭本番は、とにかく良い天気であってほしいと今から祈っています。

 


平成22年4月22日(木)

○ 山北町企業等立地促進条例適用第1号

 山北町に久し振りに大手企業としてトオカツフーズ(株)に進出して頂けたことは、今年1月27日付の時折ダイアリーに書いたところですが、そのトオカツフーズ(株)を「山北町企業等の立地促進に関する条例」の第1号として適用することが決定しました。

 本来なら「適用決定通知書」を郵送すれば済むのですが、町で条例を制定して最初の適用であることから、昨日河野工場長に町役場まで来て頂き、町長室で私から直接「適用決定通知書」を交付させて頂きました。

 トオカツフーズさんは平成18年12月には土地関係の契約を完了し進出の準備は出来ていたものの、その後経済状況、社内事情等により最終決定まで2年余りを要し、昨年漸く進出を決められたのですが、山北町がこの優遇制度を制定したのが平成21年度であったことから、そのことも進出決定の後押しになって今回の優遇制度適用の第一号につながったものと思っています。

 優遇制度の内容は、固定資産税の減免と雇用奨励金の交付がありますが、雇用に関しては地元での正規従業員の採用は無く、パートさんだけの雇用であるため、今回の適用は固定資産税の減免だけとなります。

 具体的には固定資産税を5年間二分の一減免するものですが、それでも企業にとっては大きなメリットがあると言えます。

 進出当初の経営に少しでもお役に立って頂ければと思いますし、山北町のPRにもつながれば良いと考えています。

 トオカツフーズ(株)の新工場は業務用やコンビニ向けの冷凍惣菜等を製造する工場で、ステンレス製の最新の製造設備を揃え、衛生面にも十分配慮した立派な工場です。

 景気がまだ低迷しているこの時期に進出して頂けたことは町にとって本当に有難いことであり、雇用面においてもパート従業員200名のうち約70名を町内で採用して頂いており、大変助かっています。

 2月中旬から本格稼動していますが、その後の状況を昨日河野工場長にお伺いしたところでは、順調な経過を辿っているとのことでした。

 経営上から見れば安定的な稼動に持っていくことが第一でしょうから、先ずはそれを達成して頂き、設備増強の余地を残した工場配置からすれば、近い将来には設備を拡大して頂けるよう順調に業績を伸ばされることを大いに期待しています。

 


平成22年4月21日(水)

○ 交通安全祈願

 先日4月18日(日)に東山北駅近くの香集寺境内で交通事故犠牲者供養と交通安全祈願の式が行われました。

 これは「春の全国交通安全運動」の一環として、毎年「足柄地方安全運転管理者会」の主催により実施されているもので、松田警察署長、県議会議員、足柄地区1市5町の首長、足柄交通安全協会長等の皆様の出席のもと、この1年間に松田署管内で交通事故の犠牲者になられた方の供養と足柄地域における交通安全の祈願を行うものです。

 会場の香集寺様には場所の提供のほか、犠牲者の供養についても全面的にご協力して頂いており、檀家のご婦人方には御詠歌を詠って頂くことでのご協力を頂いています。

 この1年間に当地域で犠牲者になられたのは3名でしたが、本当に残念で仕方がありません。

 交通安全は国民一人ひとりが気をつけることが基本になりますが、いくら本人が気をつけていても防ぎきれない場合もあります。

 つい先日の4月の始め、山北町役場の職員が危うく重大な事故になり兼ねない事態が発生しました。

 朝の通勤途上、町内の国道246号線を走っている時、道路の前方左側に1台の乗用車が停車していたので、当然にその右側を通過すべく前進し、停車していた車のすぐ近くまで行ったところ、その車が急に右へハンドルを切って動き出したため、相手の車の右前方部分が職員の車の左前方にぶつかり、その衝撃で職員の車は右に180度回転して逆さまになってしまいました。

 そして、逆さまの状態でスリップしながら動いていったため、運転者の職員は意識がある中で、車の天井を背にしながら、「対向車にぶつからなければ」、「対向車にぶつからないように」と祈っていたそうです。

 実際には、反転した車は反対車線ではなく、進行車線を左側に向かってスリップし左端で止まったため、幸い大事故にならずに済んだものの、一歩間違えば命を落としていたことでしょう。

 また、シートベルトをしていたので、車から放り出されることもなく、ほとんど怪我も負わずに済みましたが、シートベルトの重要性を再認識させられました。

 こんな事故も起こるんですから、本当に油断ができません。

 私は最近思うのです。毎朝一人ひとりが「今日一日絶対に事故を起こさないように気をつけよう」と手を合わせて誓い、その誓いを胸に慎重に運転すれば、一つの事故も起きることはないのではないかと。

 


平成22年4月12日(月)

○ 叙勲記念祝賀会

 三保地区にお住まいの岡部修氏が昨年11月に内閣総理大臣より「瑞宝単光章」を授与され、その祝賀会が4月10日(土)に地元の丹沢湖記念館で開催されました。

 この叙勲は岡部氏が永年消防活動に貢献されたことに対して授与されたものであり、具体的には、昭和42年4月から平成18年3月まで実に39年の長きにわたって消防団員として町のために尽くされています。

 この間、地元消防団第12分団の分団長はもとより、町消防団の副団長及び団長、神奈川県消防協会の評議員・足柄上支部長を歴任されており、県知事からは20年と30年の永年勤続表彰状、県消防協会会長からは功績章及び20年の勤続章、日本消防協会から精績章、30年の勤続章、功労章、消防庁長官からは永年勤続功労章を授与されています。

 山北町は面積が広く、しかも集落が分散しているため、全町で14の消防団分団が組織されていて、団員の総数も200名以上に及んでいます。

 専門の広域消防としては1市5町による足柄消防組合がありますが、初期の消火においてはやはり地元の消防団による対応が不可欠であり、その意味で消防団の存在は極めて重要であると同時に頼りになると言えます。

 昨年の大晦日に高松山で山火事が発生し、強風の日の夕方近くの時間帯でしたので大変心配しましたが、消防団の皆様の初動の対応が迅速、適切であったことから広い範囲への類焼を免れ、大事に至らずに済んだ事実がそのことを物語っています。

 また、消防団は消防のみならず、災害時の防災においても大事な役割を担っていて、過去、昭和47年の三保地区の大洪水や平成11年の玄倉水難事故等での活躍の記録があります。

 岡部さんはその消防団の先頭に立って40年近く活動されて来た訳ですから、本当に頭が下がります。この度の叙勲も当然と言ってよいでしょう。

 もちろんその陰には奥様を始め、ご家族のご協力とご苦労があったものと思います。

 三保地区では地域の方が叙勲を受けられた場合、三保地域振興会が発起人の主体者となって祝賀会を開く習わしになっているとのことで、今回もその例に倣っての開催で、3人目だそうです。

 案内状の手配から会場の準備、飲み物・料理の準備等大変だったと思いますが、各テーブルにお花を飾り、手作りでとっても気持ちのこもった会場設営でした。

 また、岡部さんご夫婦のカラー写真の載ったプログラムもとても素敵でした。そして何よりも、三保地域の主要な方々80名ほどが勢ぞろいし、岡部さんの叙勲を心から祝ってとても楽しい雰囲気の会になったことが、岡部さんご本人にとって一番嬉しかったのではないでしょうか。

 


平成22年4月2日(金)

○ 平成22年度初日

 昨日4月1日は平成22年度の初日でしたが、何かと慌ただしい日でした。

 朝8時半に、新年度から新たに町教育委員会委員になって頂く瀬戸安美さんの辞令交付を行いました。これから4年間、町の教育のためにご尽力頂くことになります。

 8時40分からは職員に対して年度初めとしての朝礼を行い、内容的には、昨年度県レベルでの不正経理や犯罪行為があったことに対する注意、総合計画後期基本計画2年度目に臨むにあたっての認識について、今年度から始まる第6次行政改革大綱に関連して意識改革と能力向上等について、町の小中学校統廃合問題について、2市8町合併問題の合併検討会委員会の結論についてなどの話をしました。

 引き続いて、4月1日付の人事異動に係る辞令交付を行いました。今回は新入職員6名を含めて35名の発令となりました。

 いつもそうですが、人事異動は非常に難しいです。

 一方に、各部署において求められる適性や能力といった要素があり、他方に本人の希望(異動の希望の有無・異動先)や現職場での在任期間(長い・短い)があり、それに各自の能力・性格・特性等についての評価が加わって、そこから職員一人ひとりについての異動先が順次決まってくる訳ですが、求める要素と求められる要素がピタリと一致することはまずありません。

 従って、どうしても何処かに(誰かに)皺が寄ることは避けられず、その皺(職員にとっての不満度)の総量を如何に最小限に抑えるかというのが一番苦労するところです。

 辞令交付の後の挨拶で私は、人事異動についてはその内容が自分にとって満足のいくものでないことは良くあることであるが、それに対しては後ろ向きではなく、自分にとっては良い経験になるとの考えのもとに、前向きに正面から受け止める心構えで取り組んでほしいという意味のことを話しました。

 是非、そのように対応してくれることを期待しています。

 10時半からは私が組合長を務める足柄上衛生組合(南足柄市)での辞令交付式を行いました。

 同組合は本来の1市5町のし尿処理業務のほかに、今年度から介護認定審査業務が加わることになり、南足柄市と開成町からそのための職員の派遣を受けて対応することから、そのための辞令交付が主体でした。

 介護認定審査業務が早く軌道に乗るよう頑張って頂きたいと思っています。

 さて、毎月月初めには朝から課長会議を行うのが通例ですが、上記のようなスケジュールの関係から、昨日は午後1時半からの開催となり、平成22年度第1回目という位置づけの中で、各課からの報告を主体に会議を行い、新年度に向けて意識の統一を図りました。

 


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