谷ケ地区に伝承されているお囃子です。神輿とともに練り歩く場所や場面によって曲目が変化するといった特徴があります。県西地域では一般的な江戸系統以外の囃子である可能性もあります。
曲目は「いぶれ」「京囃子」「上総囃子」「宮神楽」「昇殿」「追廻し囃子」「おんがく囃子」「みあがり」の8曲です。
「いぶれ」は出御の際には神輿が拝殿を出て鳥居まで、還御の際には鳥居をくぐってから拝殿前まで、境内を移動する際に演奏されます。
神社を出てからは「京囃子」と「上総囃子」が交互に演奏されます。
所々に設けられた休憩場所での賑やかな神輿のお練りの際は「宮神楽」が演奏されます。
又休憩時には「昇殿」「追廻し囃子」が適宜演奏されます。
還御する際、上り坂を進みながら演奏されるのが「おんがく囃子」で「どっこい、どっこい」の掛け声とともに神輿を押し上げます。
最後に鳥居をくぐり神社境内にはいると、出発時と同様に「いぶれ」に変わり、社殿の周囲を廻る時には「宮神楽」へと曲目が変わり、三周廻ったあと神輿の鳳凰を外し社殿に収める僅かな瞬間に「みあがり」が演奏されます。
楽器は、小太鼓1、大太鼓1、笛多数からなり、かつてはすべて男性で構成されていました。
白籏神社祭り囃子保存会により、子どもからお年寄りまで一丸となって伝承を守っている点や途絶えていた曲を復活させるなど、文化財保護の観点からも取組みが評価されています。
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